世安神社

熊本市中央区世安町541-1(平成24年4月7日)

東経130度41分50.33秒、北緯32度46分53.17秒に鎮座。

 この神社は熊本駅の南東約900m、白川左岸近くに鎮座しています。入口には鳥居型の提灯掛けと明神鳥居が建立され、南部駒の様な腰の位置が高い狛犬がいます。境内正面には妻入りの拝殿と流造の本殿、向かって左側に無漏寺が建立されています。境内に聳える数本のご神木が印象的な神社でした。

 御祭神:瀬川左衛門督光成の二人の子
 祭礼日:不明
 由緒:寛仁元年(1017年)、三位瀬川左衛門督光成が肥後の国に左遷されました。その妻・白菊は、光成を慕い後を追って二人の幼児を連れてこの地に来たところ「光成が死んだ」と聞き、悲しみのあまり白菊は、二人の子供と一緒に白川の「よもが渕」に身を投げて死んでしまいました。その後、阿蘇宮から帰ってきた光成は、白菊を弔うために十一面観音を安置した無漏寺を建立し、二子を弔うために祠堂を営み二子宮(現在の世安神社)を創建したと伝えられています。

社頭
入口に立つ鳥居型の提灯掛けと明神鳥居
入り口にいる昭和49年生まれの狛犬
腰の位置が高く四つ足で立っているように見える狛犬です。鬣や顎髭、脇毛や尾の流れるような毛の流れが際だちます。まるで南部駒の様ですね。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和49年(1974)10月建立)
境内の様子
妻入りの拝殿
流造の本殿

ご神木
ご神木
ご神木

同じ境内に建つ無漏寺 無漏寺碑