木山神宮

上益城郡益城町木山281(平成24年4月7日)

東経130度49分18.35秒、北緯32度47分2.79秒に鎮座。

 この神社は秋津川の北、443号線を挟んで木山城跡公園の反対側に鎮座しています。
 道路に面した入口には、一番手前に社号標と狛犬、その後ろに台輪鳥居。20m程東に参道を進むと随神門。随神門内には随神さんと木製の狛犬が置かれています。随神門を潜り抜け、参道を行くと、開けた境内の左に手水舎と境内社、右手にも境内社が祀られ、参道突き当たりに、妻入りの拝殿・流造の本殿が建立されています。
 周囲は住宅地ですが、この社には未だ森が残され、整然とした中に気持ちの良い清々しさが感じられます。

 御祭神:天照皇大神、天忍穂耳尊、 邇邇藝尊、穂穂手見尊、鵜葺草葺不合尊、神武天皇、相殿:豊受大神、天宇受賣命、猿田毘古神、大己貴神、少彦名神
 祭礼日:例祭・10月17日、神幸祭毎20年今吉・赤井城跡へ御旅
 境内社:火之宮、恵比寿社、末社26社
 由緒:社伝曰、本宮の草創古し。降りて嘉吉元年(1441)木山城主となる木山左近大夫惟興御神徳を崇め篤く祭れり(田畑等寄進)
 天正13年(1585)9月19日当宮祭礼の砌り薩摩の島津勢の為め赤井落城の兵燹に罹り宮殿炎上し宮の裏手寺迫の中今吉の森中に御遷座ありたり。其の後薩摩に変災起りしを国守島津は怪しみ占をたて御神威を恐れ敬し依りて同18年(1590)彼の国にて神像を作り神輿に奉じ担ぎ来て宮地に正殿を再建して帰りしと(古記集・肥後国神祠正鑑之誌)也。
 寛永年中(1643)迄は神事の御能・流鏑馬等あり(社家称号矢田氏藤原之伝・社人空閑上総の手記)地領今はなし。

神社入口
入口にいる「大典記念」に奉納された狛犬
阿吽の位置が反対で、優しそうな感じの狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
入口に立つ台輪鳥居
鳥居に掛かる額 社号標
参道の様子
随神門
随神門内にいらっしゃる雅な随神さん
随神門内にいる木製神門狛犬
やや上向きで、眼・鼻などの造作が大きく、平歯が目立つ顔をした、雌雄の別がある狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
参道の様子
境内の様子
手水舎
妻入りの拝殿
拝殿内の様子
流造の本殿

境内社
境内社
舞台