殖田神社

南国市植田東野1267 (平成19年4月1日)

 この神社は高知自動車道南国ICから東北東へ2km、31号線沿いに入口があります。そこから参道が300mも続き、豊かな鎮守の杜の中に社殿が鎮座する素晴らしい神社なのですが、生憎現在は拝殿の改修工事中で、雑然とした感じが拭えません。高知には必ず再訪したいと思っておりますので、その節はこの社にも参拝し、良い写真を撮り直しましょう。

 御祭神:味鋤高彦根神
 境内社:門脇神社他多数
 由緒:式社内で旧郷社です。勧請年月・縁起・沿革ともに不詳ですが、この地は和名抄に記された植田郷の中心地で、この土佐の穀倉地帯を支配した賀茂氏が奉斎したものと思われます。中世には山田氏や長宗我部氏の支配地で、「長宗我部地検帳」によれば長宗我部氏の一族である比江山掃部助親興及び比江山氏代々の崇敬をうけていたようです。

神社入口 社号標「延喜式内 殖田神社」
入口の安政4年(1857)生まれの狛犬。
浪花系ですがちょっと惚けた味のある狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(安政4年(1857)9月令日建立)
参道の二の鳥居 階段上の三の鳥居
参道に建ち並ぶ最近奉納の灯籠 改修工事中の拝殿
本殿正面と側面
多数の境内社。左上は門脇神社。
拝殿造営に使用される木材