室津神社

室戸市室津船久保3241(平成19年3月30日)

 この神社は国道55号線・浮津信号から202号線に入り、左手のガソリンスタンドから旧道にはいるとJAがあるので、そこの手前を左折し、室津川沿いの道を進めば、左側道路脇に鳥居が見えてきます。入口前は室津川の清流が流れ、せせらぎの音が心地良く響いています。入口の鳥居からすぐに階段があり、深く暗い鎮守の杜の痩せ尾根上に狭い参道が続いています。境内が狭く、社殿は新しく再建されたように見えました。参道に星神社、社殿横には天神社が祀られていました。

 御祭神:天津彦根命
 境内社:星神社、天神社
 由緒:案内板に「延長5年(927)に編集された延喜式神名帳に記載されている土佐21社の1社で、安芸郡3社の1社である。
 天の神とも天津大明神とも呼ばれる天津彦根命を祀り、室戸地方では最も古い神社である。
 「続日本記」の称徳天皇、神護景雲元年(767)夏6月の条に土佐国安芸郡小領凡直伊賀麻呂が奈良西大寺に、稲二万束と牛60頭を献上した記録がある。」と書かれており、昔は「雨津社、天ノ神、天津社、天津大明神」とも呼ばれていた式内社です。

建立年代不明の広島玉乗り狛犬。大きな玉に乗り笑う姿は、サーカスのライオンを彷彿とさせます。
神社入口 階段の参道
参道途中の二の鳥居 境内入口
境内から参道を振り返る。
痩せ尾根の上を歩いているようでした。
社殿
境内社・天神社 境内社・星神社
鎮守の杜の木々 入口前を流れる室津川には
階段が出来ていました。
昔はここで禊ぎ神事が
行われていたのでしょうか?
入口前の清流室津川と、遠くに見えるのは四十寺山。