深渕神社

香南市野市町西野1202(平成23年3月28日)

東経133度41分30.52秒、北緯33度33分55.71秒に鎮座。

 この神社はごめん・なはり線・のいち駅の北西約1.2kmに鎮座しています。364号線の北 、物部川の東で、住宅地と水田が混在している長閑な地域の道路に、境内側面が面しています。
 社頭にはこの地域独特の狛犬が居り、入口と境内の中程に白木鳥居が建立されています。閑かな境内中央奥には、千鳥破風付き入母屋造りの大きな拝殿が建立され、後方に本殿の鞘堂が建っていますが、本殿は拝見することが出来ません。
 家の近くでは未だ蕾の桜が、この地では2〜3分咲きになっており、お花見が出来たことに感激。淡くさわやかな花々が、未曾有の災害が起こした悲劇と、先の見えない不安感で暗い気持ちになっていた私を、慰めてくれました。

 御祭神:深渕水夜禮花命
 祭礼日:1月1日・新年祭、2月21日・祈年祭、3月15日・小宮祭、6月30日・大祓祭、7月22日・夏宵宮、7月23日・夏祭、10月30日・秋大祭、11月25日・新嘗祭
 由緒:延喜式社。祭神は深渕水夜禮花命。
 水神として元原部島にあり十禅寺を経て明治25年現在地に遷宮、深渕郷の総鎮守で明治12年県社に昇格した。
 従五位上。



社頭
社頭にいる万延元年生まれの狛犬
佐賀の岩狛のように片手を岩の上に挙げ、大きな鬣の巻き方が特徴の狛犬です。阿のまん丸目玉と吽の可愛い牙がチャームポイントです。
狛犬の拡大写真はこちらで
(万延元年(1860)庚申8月10日建立)
入口に立つ白木の一の鳥居
参道・境内の様子
境内に立つ白木の二の鳥居
拝殿
拝殿に掛かる額
拝殿内の様子
本殿鞘堂
境内に咲く2〜3分咲きの桜の花