神奈地祇(かなじぎ)神社

香美市土佐山田町神通寺 (平成19年4月1日)

東経133度40分44.5秒、北緯33度34分41.85秒に鎮座。

 この神社はごめん・なはり線・立田駅から真っ直ぐ北に延びる31号線の東に鎮座しています。参道入口に立つ一の鳥居から二の鳥居を経て境内入口に立つ三の鳥居まで約200m程もあり、この社の往時の広大さを示しているように感じました。
 境内入口の社号標には 「従五位下神奈地祇神 紀元1526年 人皇第56代清和天皇之御時 貞観8年8月7日已夘 被叙従五位下」と彫られており、ノコギリ歯や牙が可愛い狛犬が恥ずかしそうに木の枝に隠れながらも出迎えてくれました。
 参道途中には小川が流れ、神橋を渡ると拝殿に行き着きますが、流造の本殿は周囲を覆われている為、屋根しか見えません。
 とても由緒の古そうな神社ですので、案内があればもっと深く歴史が分かるのに…と、その点が残念でした。

 御祭神:加奈地姫或いは事代主命
 祭礼日:不明
 由緒:式外社で明治の社格では郷社。「三代実録」に「紀元1526年 人皇第56代清和天皇之御時 貞観8年(866)8月7日已夘 被叙従五位下」と記載される古社で、古くは元三所大将軍と称しました。

参道入口に立つ一の台輪鳥居 鳥居に掛かる額
一の鳥居から境内入口まで約200mも続く参道の様子
参道途中に立つ二の台輪鳥居
社頭
社号標
「従五位下神奈地祇神
紀元1526年
人皇第56代清和天皇之御時
貞観8年8月7日已夘
被叙従五位下」
山本賢一郎翁頌徳碑
境内入口に立つ三の台輪鳥居 鳥居に掛かる額
境内入口にいる明治8年生まれの狛犬
土佐らしい大きな渦の鬣の丸尾タイプ。若々しく、ノコギリ歯や牙が可愛い子達です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(明治8年(1875)乙亥9月吉辰日建立)
参道・境内の様子
拝殿前の神橋
入母屋造り千鳥破風付きの拝殿
拝殿に掛かる額 拝殿内の様子
周囲を覆われている流造の本殿
ご神木
社務所