神母(いげ)神社

吾川郡いの町加田2396(平成23年3月31日)

東経133度24分6.49秒、北緯33度32分51.51秒に鎮座。

 この神社は小村神社前駅の北北東約1.2km、194号線から一本北の道路に参道入口があります。この道路川見る神社は大きな樹木に覆われ、石段参道途中に社名が書かれた額を掲げた根巻鳥居が建立されています。境内には妻入りの拝殿と流造の本殿が建立され、社殿裏には巨岩がごろごろしています。

 この社に案内は無く、詳細は不明ですが、最後の日に訪れた新宮神社の宮司様によると「ここ土佐には、全国的に見られる稲荷神社は無く、その代わりに保食神を御祭神とする神母神社・通称おいげさんが多数祀られているのです。」との事…。地方色の強い神社だったのですね〜。
 因みに「保食神」は、「うけもちのかみ」と読み、日本書紀では、訪ねてきた月読命に食べ物を提供し、口から食べ物としてイロイロなものを吐き出すので 「汚い!」と月読命に斬られてしまった神様です。そして、斬られたオイゲサマの頭から牛馬、額から粟、眉から蚕、目から稗、腹から稲、陰部から麦・大豆・小豆が生まれたとされています。

社頭
参道の様子
石段参道
石段参道途中に立つ根巻鳥居 鳥居に掛かる額
石段参道と境内入口
拝殿
本殿正面と側面
社殿後ろの巨石