飯綱神社

横浜市緑区長津田 (平成22年10月23日)

東経139度29分12.48秒、北緯35度30分30.95秒に鎮座。

この神社は、東急田園都市線、すずかけ台駅の南東700m程の辺り、高尾山と呼ばれる標高100.5mの小さな山の頂上付近に鎮座しております。高尾山は僅か100mと雖も、一等三角点があるように、この辺りでは最も高く、遙かに丹沢山系を望む景勝の地で長津田十景にも指定されています。

この神社の御祭神である飯縄大権現は、八王子市にある高尾山薬王院の飯縄大権現を勧請したものと伝えられている。また、飯縄大権現は不動明王の化身とも言われて、いろいろな苦しみを除いたり、福を授けたりする霊験あらたかな神として信仰されてきた。
この飯縄大権現が長津田の地にいつ頃勧請されたのか定かではないが、古老や篤志家によれば、次の通りである。

1、寛文六年(1666)の頃の検地帳に高尾原という地名があるので、そのころすでに勧請されていたものと思われる。
2、文化十一年(1814)に社殿が再建されており、病魔退散、養蚕の守護神として信仰されていた。
3、長津田の領主であった岡野家から供米を奉献されていた。
4、大正十年(1921)と昭和三十五年(1960)にも社殿が朽廃したので、再建されている。
5、この神社は昔から福泉寺が神守として管理し、祭礼を主宰している。
以下省略。境内由緒書より。

高尾山より南170m程のバス通りに立つ「飯縄神社(高尾様)」の案内

参道入口。但しこの先道は塞がれ車では行けません。

参道。後ろは東京工大すずかけ台キャンパス。

参道途中より見る町田の街並み。遠くに見えるのは大山でしょうか。

参道

境内と社殿