神鳥前川(しととまえかわ)神社

横浜市青葉区しらとり台61ー12(平成22年10月31日)

東経139度30分49.06秒、北緯35度31分52.98秒に鎮座。

 この神社は246号線が恩田川に掛かる少し南東に鎮座しています。道路角にある入口から境内へは石段の参道が続き、その間二基の鳥居が建立されています。日曜日のこの日は晴れ着を着た七五三のお祝いの祈願者で、神社は大変混み合っており、30年前の我が家の姿を思い出し、懐かしく拝見していました。
 正面には唐破風付き入母屋造りの拝殿、幣殿・流造りの本殿が繋がった形で建立されています。その左側には伏見稲荷神社・八坂神社や富士仙元社、どう見てもお狐様にしか見えないのですが「守護犬」と書かれた名札の着いた石造物などが点在しています。
 小高い丘の上に豊かな木々が聳える鎮守の杜を持つ、整備の行き届いた、落ち着いた佇まいの神社でした。

 御祭神:日本武尊、橘姫命、伊弉諾尊、伊弉冊尊
 祭礼日:1月1日・歳旦祭、2月17日・祈年祭、2月節分・節分祭、6月最終日曜日・大祓、7月15日・天王祭、10月9日前の日曜・例大祭、10月第3日曜日・献茶祭
 境内社:伏見稲荷神社・八坂神社、富士仙元社
 由緒:文治元年(1185)3月、武蔵国桝形城主稲毛三郎重成の創建であり、白鳥前川社と称したが、何時の頃よりか白鳥を転じ神鳥と書き、之を「シトト」または「シトトリ」と呼び今日に及んでいる。明治43年12月23日、無格社神明社(祭神伊弉諾尊、伊弉冊尊)を合祀した。
(「神奈川県神社庁公式サイト」より)

 文治3年(1187)5月に、武蔵国桝形城主・稲毛三郎重成が勧請した御社と伝えられております。
 天昇10年(1582)不慮の火災により社殿が悉く焼失のため再建、更に文化9年(1812)拝殿及び覆殿を建て替え、その後明治43年及び昭和35年の二度に亘り大修理が施されました。
 御祭神は日本武尊及び弟橘姫命、明治43年、伊弉諾尊及び伊弉冊尊 を奉斉の神明社を合祀し、国土開発、家内安全、夫婦和合の御神徳極めてあらたかな神社として古くから近郷近在の信仰篤く現在に至っております。
 …後略…(境内由緒書きより)

社頭
社号標 入口に立つ一の明神鳥居
石段参道途中に立つ二の台輪鳥居
境内入り口
境内の様子
拝殿
本殿
境内社:伏見稲荷神社・八坂神社
境内社:富士仙元社
守護犬 子産石
天神地祇八百万神 堅牢地神
南無妙法蓮華経 小御嶽石尊大権現
大天狗 小天狗
神楽殿
市の名木古木指定 ご神木・カヤ