小田原市江之浦312 (令和6年12月5日)
東経139度08分04.87秒、北緯35度11分14.49秒に鎮座。
この神社はJR東海道本線・根府川駅の南南西約1.5km、国道135号線の江之浦バス停から300mほど山側に入った右手に鎮座しています。参道は杉の木立に覆われた階段で、境内には網で保護された灯籠とマッチョな江戸くずし狛犬が居て、その奥に紅い屋根の拝殿、本殿が建っていました。又、浅間神社碑かな?と思って近くによると、何と「富士登山33度記念碑」という強者が建立した碑も建っています。
御祭神 小彦名命・大物主命
由緒
祭神は小彦名命と大物主命であり、寛文11年(1671)8月15日の創建である。以前は蔵王神社といわれていたが、第二次大戦中に現在名に改称された。
例大祭は毎年7月15日であったが、近年7月の第3日曜日となった。まい年、この日鹿島踊りが奉納されている。
片浦地方は、通称根府川石と呼ばれる石材の産地で、石船(石材運搬船)にかかわる人達が多いことから、海や船、航海に関係のある鹿島信仰が定着し、鹿島踊りの伝えられたものであろう。しかも鹿島踊りは、村に入ってくる悪疫も退散させる効果のある踊り故、村の若い衆によって伝承されてきた。
踊りは成年男子によってのみおこなわれるのが特徴であるが、近年後継者育成を図るため子供も参加している。
鹿島踊りは25人が定数で、五行五列の方舞と円舞の組合せで踊る珍しい踊りである。
歌上げは中老達の役で、踊りの主役である太鼓役一人と鉦役二人、黄金柄杓役一人、目形役・月形約格一名が中心となって、略式の浴衣姿で踊るが、古い伝統を持つだけに踊りも正調である。
境内由緒書き より。
参道入口
拝殿
拝殿前の狛犬。拡大写真はこちら。
(大正7年(1918)7月15日建立)
拝殿内部
本殿
境内社
富士登山三十三度記念碑