三浦郡葉山町木古庭926 (令和7年1月6日)
東経139度37分46.48秒、北緯35度15分34.55秒に鎮座。
この寺院は、横浜横須賀道路・横須賀ICの南西1.5km程の辺り、木古庭の街外れに鎮座しております。
御本尊 不動明王
由緒
畠山次郎重忠公(1164〜1205)は不動明王の熱心な信者で、高倉天皇の折、衣笠城に三浦大介義明を攻めることになりました。木古庭の畠山という場所に城を築き、守り本尊の不動明王像を安置して戦勝を祈り、戦ったところ、御利益があって勝利しました。凱旋の後、重忠公が像をこの滝谷山に勧請すると、一夜のうちに山から清水がこんこんと湧き出で、一條の滝となったということです。この滝は100日の旱魃にも涸れる事無く、人々の飲料や田畑の用水として利用されました。また、江戸時代の宝永年間の大旱魃にこの不動明王に祈ったところ、湧き水の量が増し、収穫が出来るようになったので、この霊験に感激した領主が修復料と寄附証を贈ったという歴史があります。
この滝に打たれて病を治療する人も数多く、毎年正月、5月を縁日・8月中旬日曜日を大祭と定め、五穀豊穣・家内安全・無病息災・商売繁盛・交通案穏の加持祈祷があり、参詣者が多くあったと記されております。
大明山本圓寺公式サイト より。
道路脇の案内
参道入口近くの不動の瀧
参道
不動明王
不動堂
不動堂縁側の狛犬。拡大写真はこちら。
(明和4年(1767)丁亥正月吉日建立)
扁額
木鼻
瀧脇の不動明王
畠山公一族顕彰慰霊碑