神明神社

川崎市幸区戸手本町2 (平成19年1月28日)

 この神社は国道1号線・神明町信号から西に入り、川崎商高前信号を左折すると、300mで左側に鎮座しています。
 この社の鎮座する地は戸手本町2丁目で、隣接する地域名が神明町です。不思議に思って調べると、戸手本町は 江戸期にあった戸手村の中心地でした。戸手の名は、川の蛇行した地形によるとか、多摩川に突き出した土手の意味ともいわれますが、明らかでないそうです。明治22年、御幸村誕生の際に大字戸手となり、昭和26年に戸手本町として独立しました。因みに、神明町は昭和3年に大字戸手から独立し、神明神社に隣接した町であることから町名がつけられたそうです。
 コンクリート製ではありますが、荘厳な権現造りの社殿が立派な、広々として明るい境内を持つ神社でした。

 御祭神:右座・春日神
      伊邪那岐命、伊邪那美命
      左座・八幡神
 例祭:以前は10月16日でしたが、昭和25年以降8月初旬の日曜日に執り行っています。
 由緒:古くこの地は武蔵国橘郡戸手村と呼ばれ、新編武蔵國風土記稿によれば、「神明社戸手村字西の原にあり、社地に松杉の古樹繁茂せり。社2間4方、春日、八幡の2座を相殿とす。前に木の鳥居あり、村内鎮守にて例祭 年々8月16日」と記されています。
 創建の年歴は不詳ですが、古いものです。
 (「由緒」抜粋)

神社入口
権現造りの社殿全体の様子
拝殿 本殿
ご神木の大クスノキ