細山神明社

川崎市麻生区細山2-6-1 (令和3年12月11日)

東経139度31分18.10秒、北緯35度36分50.64秒に鎮座。

この神社は、小田急小田原線・読売ランド前駅の西北西1km程の辺り、細山の街中に鎮座しております。

御祭神 天照大神・倉稲魂神・児屋根命・五十猛命・猿田彦命

細山神明社の縁起(逆大門の由来)
わが郷土の鎮守様、神明社のひらかれたのは、言伝えによれば、源頼朝が鎌倉幕府(1192)をひらいたころといわれている。はじめ、社を東の方に向けて建てたところが、一夜にして社殿が西向きになって居り村人が驚いて東向きに直すと、又一夜にして西向きになっている。こんな事が三度もあって村人が不思議に思っていたある夜、名主の夢枕に神様がおたちになり『この神明社は細山村の東の端にある。東を向いて社を建ててしまっては大事なわが細山村に背中を向けてしまいお前たちを守ることが出来ない。これを西向きにして村全体がみえるようにすればいつも氏子を守っていられる。又西の方はるか伊勢の皇大神宮の方を向いている事が出来る。このため大門が逆になるのは一向にかまわぬ』とお告げがあった。
名主は夢からさめると、早速村人をあつめお告げのように西向きのまま神明社を鎮守として祭ったという。一般の神社は坂を登って社殿を拝するのが常であるが、当社は坂を降って参拝するので人呼んで逆大門というのである。
かつて境内には参拝すると乳が出るという瘤のついた大榊があった。又拝殿には多数の絵馬があり、とくに眼病平癒の向いめ絵馬、下の病や腫物のため願をかけた蛤の絵馬などが霊験のありがたさを物語っている。
境内由緒書き より。

参道入口

石段上の狛犬。拡大写真はこちら。

(年代不明)

降る参道

参道左右の狛犬。拡大写真はこちら。

(昭和3年(1928)11月建立)

境内

拝殿

本殿


舞殿

御神木