比々多神社

伊勢原市三ノ宮1472 (平成21年7月21日)

東経139度17分13.77秒、北緯35度23分52.82秒に鎮座。

この神社は、小田急線・伊勢原駅の西3km程の辺りに鎮座しております。246号線、比々多交差点から北に入り、東名高速道を潜ると案内と共に豊かな、鎮守の杜が見えてきます。

神武天皇六年国土創建民俗興隆を祈念し日本国霊として当社を創建したと伝えられる。崇神天皇御代神地神戸を奉られ大化元年(645)社殿修復の際木彫の狛犬一対(市重要文化財)を奉納又此年に酒解神を合祀。うずら瓶(県重要文化財)を納められた。天平十五年(743)大宮司に武内宿弥の後孫紀朝臣益麿を迎えて初代宮司に任命勅して荘園を賜り真田をを称す。天長九年(832)六月国司橘朝臣峯嗣を勅使として相模國の総社として冠大明神の神号を奉られた。鎌倉時代にはいり将軍源頼朝が文治元年(1185)に国土安泰の御願書を奉り、建久三年(1192)には妻政子の安産を祈り神馬を奉納された。南北朝、室町時代に戦さに巻込まれ神領の大半を失い衰微したが、徳川時代当社が相模國の名社であることを知った家康公より社領を新に寄進され以下十四代将軍まで続いた。よって社運も持直し明治時代には社格は□社とし社格制度廃止後、指定神社となる。
境内由緒書より。全文はこちら。

御祭神 豊國主尊・雅日女尊・天明玉命・日本武尊・大酒解神・小酒解神
比々多神社(ひびたじんじゃ)は神奈川県伊勢原市三ノ宮に鎮座する神社。『延喜式神名帳』記載の比比多神社とされるが論社も存在する。大磯町国府本郷で行われる国府祭(こうのまち)に参加する相模五社の1社で相模国三宮。所在地名の「三ノ宮」は当社が鎮座していることに拠っている。旧社格は郷社。

天保五年(1834)に書かれた『比比多伝記』によれば、当社は神武天皇が天下を平定した際、人々を護るために建立された神社であるとしている。『比々多神社 参拝の栞』によれば、これは神武天皇六年(紀元前655年)のことで、人々が古くから祭祀の行われていた当地を最良と選定し、大山を神体山とし豊国主尊を日本国霊として祀ったことが創始であると述べている。さらに境内および近隣から発掘された遺跡遺物から推測して、縄文時代中期の環状配石中にある立石こそ祭祀遺跡であり、当社の淵源は10,000年以上前の原初的な神社信仰に遡ることができると述べている。当社は大山の東南山麓に鎮座しているが、『日本の神々 -神社と聖地- 11 関東』においても、大山を遥拝する宮として出発したのが起源であろうと考察している。
『ウィキペディア(Wikipedia)』より。

古い由緒を持つ神社のようです。浅学の我が身では多くを語れません。比々多神社公式サイトはこちら。『ウィキペディア(Wikipedia)』はこちら。

神社入り口

鳥居と社号標

参道途中の岡崎型狛犬

拝殿

本殿

白山神社・弁天社・神明神社・東照宮権現社・稲荷神社

御神木

鐘楼。この宮鐘は前の大戦時供出させられ、戦後再建したと云うことです。