諏訪神社

藤沢市辻堂元町3ー15ー15 (平成26年1月12日)

東経139度27分21.06秒、北緯35度19分41.70秒に鎮座。

この神社は、JR東海道本線・辻堂駅の南東1km程の辺り、辻堂の街中に鎮座しております。

御祭神 建御名方神(たけみなかたのかみ)・八坂刀売神(やさかとめのかみ)

由緒
諏訪神社は平治年間(1159〜1160)の創立と謂われるが、その時代に此の地に社殿が造営されていたか不詳である。当地は永禄年間(1558〜1570)、小田原北条氏の知行所であったところ、徳川氏の頃に至って天領となり26字260石とされ旗本の采地となった。寛永8年(1631)火災のため社殿と共に種々の重宝古器物および諸記録を焼失し、同7年地頭俣々長兵衛尉源則貞が社殿を再建して当地の総鎮守としたが文政7年(1824)別当海竜山宝泉寺の火災に類焼の難に遭い、勧請年月の記録類を再び焼失した。古老の口碑によれば文政8年(1825)7月再建されたと。その後は氏子達の寄進によって維持され、大正12年(1923)9月の大震災による拝殿の倒潰は翌年9月復旧し大東亜戦争の際国防用に供出した鐘は戦後(昭和31年(1956))新調しその他大小の補修は篤志家によって行われ今日に至っている。現在の本殿は高御座を二座に分け、左側を上諏訪神社、右側を下諏訪神社とし建御名方命(男神)八坂刀売命(女神)が鎮祭されている。明治6年(1873)、村社に列せられた。例祭日は毎年7月27日とされ、この時には御輿が出御し東西南北の四町内には「奉献両諏訪大明神」と大書された幟が立ち、各町内に在る花車は人形を飾り太鼓笛鉦などはやして村内を練り廻るなど昔ながらの行事が今も残っている。現存の旗幟は一番古い物で寛永15年(1638)3月15日と記され、花車は200年前頃の作でこれに人形を飾るようになったのは100年前頃と思われる。
境内由緒書き より

鳥居

神額

境内

境内左右の江戸流れ。拡大写真はこちら。
(大正9年(1920)庚申9月吉日建立)

拝殿

向拝の龍と木鼻の狛犬

拝殿内部

本殿


日露戦役紀念碑