松岡神社

阿久根市大川4905(平成22年1月7日)

東経130度13分15.2秒、北緯31度56分35.45秒に鎮座。

 この神社は肥薩おれんじ鉄道・薩摩大川駅の南約300m、東シナ海が見渡せる高台に鎮座しています。参道入り口は石段で、灯籠の後ろに社名が書かれた額が架かった鳥居が建っています。其の後は坂道が続き、境内入口には又十数段の石段があります。根巻鳥居が建つ境内入口には威厳のある顔つきの狛犬が居て、社殿後ろからは東シナ海の荒海が見渡せます。又、境内左にはもと長寿寺にあった雪渓和尚の墓もあります。

 御祭神:雪渓和尚等島津義虎の家臣9柱
 祭礼日:8月7日
 由緒:島津の分家、薩州家の六代で薩摩出水の領主となった島津義虎(1536〜1585)は敵対する東郷氏と十数年戦い、このままでは住民を苦しめるだけと思い、長寿寺の雪渓和尚を和議の使者として東郷氏のもとへ送りました。が和議は調わず、雪渓は戦になって戦死してしまいました。この社はその雪渓和尚等島津義虎の九人の家臣を祀っており、別名「九頭殿(くずどん)」とも呼ばれています。

参道入り口
参道途中に建つ一の鳥居
参道の様子
石段参道と境内入口
境内入口に建つ二の鳥居
拝殿前、昭和14年生まれの狛犬
威厳のある顔つきと、滑らかな体つきの狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和14年(1939)10月建立)
拝殿
本殿

境内から見える東シナ海