姶良市豊留220-1 (平成22年1月4日)
東経130度36分58.90秒、北緯31度44分56.60秒に鎮座。
この神社は豊留地区を通る42号線南に鎮座しています。一面の水田地帯の中に、赤い鳥居や御神木、社殿が全て見渡せました。社地は水田から1m位盛り土をしてありますが、南側に立つ鳥居の向こうは土手で、参道は見当たりませんでした。明るく広々とした境内中央奥に社殿が建立されています。
御祭神 保食神
由緒
当地は和銅年間に移住させられた豊前国の移民の居住地といわれ、姶良町郷土誌によれば、上名村の黒島どんが住吉池の所有権争いに敗れた腹いせに蹴散らした子供の一人を祀ったという。
鹿児島県神社庁公式サイト より。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、「鹿児島神宮からの勧請社で「馬踊り奉納」があった。」とあります。
又、住吉池の所有権を巡り、この社を含む老神神社、黒島神社に、次のような伝説が残っています。
「姶良町中津野に所在する老神神社の神様と黒島神社の神様の間で、あるとき住吉池の所有権を巡って争いになった。住吉池へ先にたどり着いたものが池の所有権を得るという競争をして決着を付けることになり、池に近い老神神社からは牛に乗って、遠い黒島神社からは馬に乗って行くことになった。しかし、黒島神社の神様は相手はどうせ遅い牛に乗っているからと油断をしてゆっくり行ったところ負けてしまい、住吉池は老神神社の所有になった。帰り道には怒った黒島神社の神様が、乗ってきた馬を蹴飛ばし、飛んでいって落ちたところが豊留にある早馬神社の場所だという。」
神社遠景 | |
神社全景 | |
拝殿 | |
本殿 | |
末社 | 御神木 |