若宮白山(わかみやしらやま)神社

小松市那谷町シ1番地外12筆合併地(平成24年6月3日)

東経136度25分22.91秒、北緯36度18分27.46秒に鎮座。

 この神社は真言宗別格本山・那谷寺内に鎮座しています。日本では数少ない拝観料を払わなければ参拝できない神社の一つです。けれど那谷寺は拝観料をお納めしても悔いがないほど素晴らしい寺院で、その中に静かに鎮座するこの社も、素敵な佇まいを見せてくれています。
 那谷寺境内最南端の大きな森の中に入口があり、左右に社号標、石段上中央に一の鳥居が建立されています。参道を進むと右手に社務所、左手に手水舎が配され、二の鳥居を潜ると左に曲がった参道右に金刀比羅社が祀られ、奥に境内が設えられています。参道脇には二対の狛犬、正面に千鳥破風唐破風付き入母屋造りの拝殿、その奥の板塀内に大きな流造の本殿が建立されています。
 境内社・金刀比羅社の社殿軒下でも、可愛い狛犬が、あなたの来るのを待っています。

 御祭神:菊理姫神
 祭礼日:不明
 境内社:金刀比羅社
 由緒:勧請の年月は不詳であるが、もと白山社と称し字ル148番甲地山坂にあった。明治15年3月24日現社名に改める。同26年6月30日現在の地に移した。現在の拝殿は、昭和61年に新築造営した。本殿幣殿は大正14年に新築した。境内は国宝那谷寺に隣接し、近年他の町の人々が多く参詣されるようになった。明治39年12月神饌幣帛料供進神社に指定された。

社頭
神社入口
入口に立つ一の台輪鳥居
社号標 一の鳥居に掛かる額
参道の様子
手水舎
参道途中に立つ二の台輪鳥居 二の鳥居に掛かる額
参道の様子
境内入口
参道途中にいる出雲狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで
拝殿前、明治32年生まれの狛犬
大きな垂れ耳に渦巻く顎髭、長くストレートな鬣、彫りが深く複雑に分かれた尾、晴れ晴れしい顔つきで均整のとれた身体。全体的に均整がとれた、落ち着いた感じの、良い狛犬です。狛犬の拡大写真はこちらで
(明治32年(1899)4月建立)
千鳥破風唐破風付き入母屋造りの拝殿
拝殿木鼻・獏
大きな流造の本殿 左右から

境内社・金刀比羅社社殿
金刀比羅社に掛かる扁額
金刀比羅社軒下にいる建立年代不明の狛犬
ワンコの様な顔つき体つきの可愛く古そうな狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
金刀比羅社社殿内の様子