金沢市玉鉾3-133(平成18年11月24日)
この神社は金沢駅の南西約1.8km、犀川左岸の玉鉾3丁目と入江3丁目の境界道路に面して鎮座しています。ここには山田與六さんという石工さんの造った加賀逆立ち狛犬がいます。
境内の由緒書きには
御祭神:豊宇賀能売命・市姫大神
由緒:加賀国式内社の「野間神社」であるといわれている式内一座です。古には玉鉾郡玉鉾村に鎮座し、御祭神を豊若陽霊尊と仰ぎ、玉鉾宮と称していました。総国加賀風土記にも、「加賀郡・野間神社、斉明天皇二年(656)丙辰九月始奉圭田加神礼有神家巫戸」との記載があります。(案内板の文字が不明瞭で読み取りに間違いがあるかも知れません。)
とありますが、「野間神社」の比定地としては他に小坂町東1丁目にも同名社が鎮座しています。
神社外観 | 神社入口 |
由緒書き | 拝殿 |
本殿 | 境内の旧鳥居と旧社殿でしょうか? 額に「野間神社」とあります。 |
珍しく山田與六さんという石工さんの造った加賀逆立ち狛犬です。 今回、金沢狛犬に会いに行くに先立ってお世話になった ぽのぽさんの調査では、この一対だけが確認できているようです。 やはり阿吽が反対位置で、阿は口中に玉を含み、吽は角付きです。 しっかりとした丁寧な作りで安定感がありますが、阿は構えと言うには 余りにも落ち着きすぎているかな? という感じもします。 前方から見ると、吽の生クリーム絞りだし状態の尾が凄くボリューム感がありますね。 |
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(石工・山田與六 明治44年9月建立) | |
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