鷲神社

土浦市大畑1890(平成20年7月13日)

東経140度10分5.94秒、北緯36度7分27秒に鎮座。

 この神社は常磐自動車道・土浦北ICの約2.4km、125号線と新治バイパスに挟まれた地域に鎮座しています。非常に整備が行き届いた綺麗な神社でした。

 御祭神:天日鷲命、作木綿者神
 例祭日:8月15日
 境内社:大畑天満宮
 由緒:五穀豊穣、天下太平、村内安全の神として祀られたと考えられ、創建は建築様式から鎌倉時代末から室町時代と推定されています。本宮は四国徳島市・忌部神社で、古文書には、慶長8年(1603)に本殿を再建した記録が残っているそうです。その本殿は文化遺産的価値が高く新治村文化財に指定されていましたが、平成7年不審火により焼失してしまい、平成12年再建されました。
 この社の例祭日に雨乞いを願って奉納される「からかさ万灯」は、農作物を旱魃の被害から護る為の「雨乞い祈願」ですが、仏教の流れを汲む万灯祭が仕掛け花火「からかさ」に、五穀豊穣の祈りを込めて神社で行われるようになったのは中世以降の神仏混淆の名残といえ、宝暦9年(1759)には、この地で行われていたという記録が残っています。現在は国選択無形民俗文化財及び県無形民俗文化財に指定され、毎年農閑期の8月15日夜半に執り行われています。境内に立てられた直径5m、高さ6mのからかさの形をした仕掛け花火に100mほど離れた鳥居からの綱火(遠隔操作)で着火すると、からかさの四方八方から火を噴出し、ぐるりと広がった傘の周囲に色鮮やかな火の粉が滝のように流れ落ちる様は圧巻の様です。

由緒書きはこちらで

神社入口 社号標「村社 鷲神社」
参道途中の石碑 参道途中の末社
参道途中の末社 参道途中の末社
拝殿
拝殿向拝下の彫刻・鷲
拝殿木鼻・狛犬
本殿
本殿の木鼻・狛犬
境内社・大畑天満宮