香取神社

猿島郡境町塚崎 (平成21年5月21日)

東経139度47分02.20秒、北緯36度07分22.35秒に鎮座。

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
神社は、境町市街から国道354号線を古河方面に向かい、塚崎信号を右折して進み、宮戸川に架かる橋のそばにあります。神社入り口に、「神饌幣帛料供進指定神社」の石柱がありました。私、初めて見るものです。狛犬は3対です。手前は文化13年、獅子山が昭和15年、境内社前は昭和9年でした。拝殿の両脇に元禄3年の石燈籠があります。神社には、県指定無形民俗文化財の「塚崎の獅子舞」が伝わっています。獅子舞の説明はこちら。

社格制度は昭和21年廃止された筈ですが、石碑は撤去されなかったのでしょうか。

社格の順
官国幣社(官社)については、官幣社は国幣社よりも格が上とされ、それぞれが大・中・小の順であり官幣中社と国幣大社はどちらが上なのかなどについては明確な規定はないが、神道辞典などの資料によると以下の通りである。また別格官幣社は国家皇室の忠臣を祭神とする性質上、官幣小社と同等の待遇をうけたが、国幣小社よりも上位であったということではない。
官幣大社>国幣大社>官幣中社>国幣中社>官幣小社>国幣小社>別格官幣社
諸社(民社)については、府社=県社=藩社>郷社>村社>無格社の順である。
これらの細かい社格の区別は大して実質的な待遇の差異を伴わず、特に官国幣社においては官幣社と国幣社の区別の意義などははっきりしなかった。これらに代わる整備された社格制度を作ることを考えられたが、成立するに至らなかった。制度上はともかく最終的に、実質的な待遇を見た場合には、官国幣社、神饌幣帛料供進指定神社(府県社と郷村社の一部)、それ以外の神社の3段階の社格となったということができる。
『ウィキペディア(Wikipedia)』より。

参道入り口。左手の石柱が「神饌幣帛料供進指定神社」。右手が社号標。

参道。地図を見ると150m位ありそうです。

鳥居

境内

参道途中の狛犬。首を殆ど曲げず正面を向いています。拡大写真はこちら。

(文化13年(1816)建立)

皇紀2600年記念で奉納されたのでしょうか。立派な獅子山。拡大写真はこちら。

(昭和15年(1940)建立)

拝殿

本殿

境内社

境内社を守る狛犬。小ぶりですが、何やら親父顔です。拡大写真はこちら。

(昭和9年(1934)建立)

燈籠

御神木