鶴峯八幡神社

古河市中田(平成17年10月16日)

この神社は古河市市街地から261号線で南に下り中田郵便局や鶴峯八幡前バス停の道路を挟んで反対側に鎮座しています。奥行きのある境内でとても綺麗に管理されています。由緒によると養和元年八月(1181)創建で、天福2年(1234)九月、香取宮と合社、相殿となりました。治承4年(1180)9月、源頼朝が奥羽征討の折り当地に立ち寄り、軍利守護を祈願したところ武運が開け御神徳を感じ、相模国鶴岡八幡宮の御分霊を上伊坂(現在の中田)に勧請しました。 後に社名を鶴峯八幡神社と改称しました。また新田義貞も北条高時追討の際に、この神社に戦勝祈念したといわれています。後、明治44年、利根川河川改修工事に伴い、現在地に遷座しました。御祭神は誉田別命、経津主命です。境内には現役の神楽殿があり、古河市無形文化財指定の永代太々神楽が伝承されています。

(昭和9年4月吉日建立)

(文化7年(1810)3月吉日建立)

社号標

神社入り口

参道途中の二の鳥居と境内の様子

拝殿

拝殿内の様子

本殿

正面から

背後から

前から

後ろから

この狛犬さんは子煩悩で優しいご両親のように見受けました。お互いに向き合い、コミュニケーションを交わしながら子育てをしているように見えます。瞳が紅く塗られたこの狛犬は、当時の流行であった尻尾をいったん上げてから左右に流しています。石工さんの愛情が感じられる作品です。

境内社・水神社、浅間神社、八坂神社、道祖・琴平神社と
永い間境内社をお守りしている狛犬さん

正面から

背後から

斜め前方から

200年にわたり境内社を守っている、小さくても健気で気丈な狛犬です。阿は宝珠、吽は角を付けています。身体を苔に覆われ、小さな顔は摩耗しています。屋外におかれた参道狛犬の宿命ですが、剥落が進み表皮はぼろぼろになっています。

境内社・稲荷神社

永代太々神楽が奉納される神楽殿

勢いが良く健康なご神木

御神輿