八幡神社

常総市水海道橋本町3329(平成18年8月19日)

 この神社は国道354号線に面して鎮座しています。道路側には大きな朱の鳥居が建ち、その奥は駐車場になっています。その奥に又道路があり、そこからが境内です。境内には色とりどりの花が咲き、拝殿前には今を盛りと、昔懐かしい朝顔の鉢も沢山置いてありました。
 案内には、「八幡神社は、戦国時代には水海道城(御城)城主・田村弾正の守護神として祀られていたが、天正5年(1577)の後北条氏との戦いにより城主が戦死すると、次第に荒廃していったという。
 その後、延宝5年(1677)に御城から現在地に遷座された。当時の水海道村名主秋葉権左衛門や五木田弥次兵衛など村内有志が再興のために奔走し、再建された。
 本殿は一間社流造、柿葺で、向拝、海老虹梁は龍の丸彫、身舎外壁には中国や日本の故事が彫られ、脇障子や木鼻などにも粋を凝らした見事な彫刻がある。昭和59年に本殿は市指定文化財となった。(抜粋)」とあります。本殿の彫刻が見事なようですが、覆い屋は総ガラス張りで、曇っていて残念ながら見えませんでした。
 毎年、7月15日以降の土・日曜日に執り行われている旧市街七ヶ町による祇園祭りは、八幡神社、水海道天満宮に合祀されている八坂大神の祭礼ですが、神輿や神田囃子(ふるっぱやし、市指定無形民俗文化財)の曳き山7台、獅子2匹も出ばり、大変盛大なようです。

国道354号線に面した一の鳥居 境内入り口の二の鳥居
境内の様子 拝殿
拝殿奥の市指定文化財・本殿正面 神輿殿