素鵞熊野(そがくまの)神社

潮来市潮来1337 (平成30年12月15日)

東経140度33分17.88秒、北緯35度56分34.91秒に鎮座。

【神社情報・「狛犬小僧」さんより】
潮来市役所から西に約400m、潮来第一中の西隣に鎮座する神社です。
御神木の大ケヤキに多くの様々なタイプの狛犬で、見所満載の神社です。神社西側に大杉神社が有ったのだが、立ち寄らなかったのが心残り。一枚300円で御朱印をやってる神社です。

御祭神 須佐之男命・奇稲田姫命・熊野社・伊弉册命・伊弉諾命・速玉男命・事解男命

由緒
素鵞熊野神社は明治10年(1877)に素盞神社と熊野神社が合祀された神社です。素盞神社の創建は天安2年(858)に漁夫によって浪逆浦により引き揚げられた神輿を辻村天王原に祀ったのが始まりとされ、文治4年(1185)潮来大王川岸地内に遷座すると、四丁目以西の鎮守として信仰されてきました。元禄5年(1692)水戸藩2代藩主徳川光圀が当地を訪れた際、火事にあう憂いがあると指摘、元禄9年(1696)に当時の別当職佐竹祐宣により現在地に遷座し新たに社殿が造営されました。熊野神社の創建は天正年間(1573~1586)、村人が熊野三社の分霊を勧請したのが始まりとされ五町目以東の鎮守として信仰され素盞神社と同じく元禄9年(1696)にこの地に遷座されました。両社共に天保15年(1843)水戸藩(藩庁:水戸城)の命により神仏分離令が施行され牛頭天王と熊野三社大権現が分離されました。明治10年(1877)に両社が合祀され改めて素鵞熊野神社と改名し明治12年(1879)に郷社に列しました。
以上 茨城県:歴史・観光・見所 より抜粋。

境内由緒書きはこちら。

東の一の鳥居

水戸烈士殉難碑など。鳥居前の記念碑で、潮来郷校があったそうです。

東の二の鳥居


南の一の鳥居

神額 社号碑
大欅。樹高は低いが太さ8m35cmの欅です。

イチョウ

紀元2600年記念碑 忠魂碑

二の鳥居と安永七年製の二の鳥居

岡崎型狛犬。拡大写真はこちら。
(年代不明)

三の鳥居

参道途中の狛犬。拡大写真はこちら。
(年代不明)

四と五の鳥居

手水舎と元禄十六年(1703)製手水鉢
手水舎と手水石
岩乗り狛犬。拡大写真はこちら。
(佐原 白鳥龍角刻 明治33年(1900)10月建立)

明治三十三年十月に佐原の石工 白鳥龍角さんが彫った狛犬さんで、台座や彫具合から藤岡群興さんの親方はこの人と思われる。また、潮来の鹿島吉田神社の狛犬とお尻の形状がそっくりで、これも同一人物の作品かな?

階段脇の末社

文政九年製(1826) 石灯篭 猿田彦石碑

淡島神社

六の鳥居

境内入口の狛犬。拡大写真はこちら。
(昭和9年(1934)3月10日建立)

日清日露戦争の叙勲を記念して昭和に奉納された狛犬さんで、石工は内田忠兵ヱ。藤岡群興さんと同時代だが、彫が少し甘い感じがする。

拝殿

向拝

本殿

拝殿前の岡崎型狛犬

拝殿右の狛犬

拝殿左の狛犬


御神木

額殿

幸霊殿

末社

猿田彦と庚申塔

愛宕神社

青面金剛

宝永五戊子年十月(1708)製青面金剛
不明の石碑 敬神石碑