丹波篠山市沢田523 (平成31年4月5日)
東経135度13分48.18秒、北緯35度04分42.18秒に鎮座。
この神社は、丹波篠山市役所の北東1km程の辺り、沢田城跡の北側に鎮座しております。
御祭神 応神天皇・春日大神・事代主命
由緒
創立年不詳。境内の「不動堂」に、文治2年(1186)、護摩堂を再建したという棟札があり。
古代に村人たちが、事代主命(大国主命の子)をお祭りしたのが、始まりで、その後、日置荘の領主藤原基経(昭宣公)の祖神・春日大神を奈良から勧請し、春日神社と称していたという。
南北朝時代の暦応元年(1338)、後醍醐天皇が勅使を派遣され、足利氏、山名氏、細川氏など武将の崇敬社となる。その後、小林近江守が八幡大神を勧請し、社名にしたと伝えられる。
沢田城とともに兵火により焼失。寛永9年(1632)に篠山城主松平山城守忠国が本殿を再興し、城の鬼門の鎮守とした。歴代城主が寄進と保護を続け祈願所となる。大正12年、郷社に列せられる。
兵庫県神社庁公式サイト より。
【奇祭ハモ祭(市指定無形文化財)】
毎年10月に行われる沢田八幡神社の祭礼です。
むかし、この付近の沼沢地を開拓した祖神の徳をたたえて大蛇退治をもした行事が行われるのですが、前沢田、北沢田両地区のおとうに当たった家では各々古式による数々の秋の珍味を並べ、最後に大蛇になぞらえたハモが出るときは、戸や障子をたたいて音をさせたり、居並ぶ諸役人のそのときの表情はおもしろく、鱧切り役が一刀両断のもとに退治するお祭りで、民俗学者柳田国男の「日本の祭」にも掲載されているほど著名な奇祭です。
社頭
鳥居
境内入口
境内
玉垣前の狛犬。拡大写真はこちら。
(安政3年(1856)丙辰仲冬建立)
拝殿
本殿
稲荷神社
末社