白石神社

札幌市白石区本通14丁目北1番12号(平成23年10月10日)

東経141度25分55.42秒、北緯43度2分15.79秒に鎮座。

 この神社は平和駅の南東約1.3km、札幌病院北に鎮座しています。道路反対側から見ると左手に大きな鎮守の杜があり、靖国鳥居を潜り神社に入ると、綺麗に整備され、清々しい気持ちが高まる気がします。
 境内の入口に社号標が立ち、その後ろに狛犬がいます。昭和41年に火災により社殿が焼失、現在はコンクリート造りの大きな社殿が建立されています。
 社殿右から下に降る石段が有り、霊泉(湧水)から湧き出ずる水が湛えられた神池の周囲に、多数の境内社が祀られています。この池の周囲の散策は特に気持ちの良い、癒しの空間でした。この社が「北海道神宮に次ぐ北海道で2番目の集客力を記録」も頷ける雰囲気の神社です。

 御祭神:神倭磐余毘古尊
 祭礼日:4月11日・春祭(祈年祭)、9月11日・例大祭、11月23日・勤労感謝祭(新嘗祭)
 境内社:白石龍宮神社、白石天神社、白石伏見稲荷社、白石辨天神社
 由緒:明治5年3月白石村百番地を社地と定め、札幌神社が円山に移転したあと其の旧社殿を此の所に移築して社殿となし、開拓使岩村通俊が橿原神宮より御分霊を奉戴して白石村守護産土神とし属官高橋渉を別当とし奉祀したことに始まる。
(「北海道神社庁 公式ホームページ・白石神社」より)

  白石神社・神倭磐余毘古尊、白石竜宮神社・豊玉姫命
 1872年(明治5年)3月、札幌神社(現:北海道神宮)の旧社殿を白石村100番地(現在地)に移設先が決定。5月 社殿が移築され、「札幌神社遙拝所」が創建された。「白石村(白石区)の氏神として纏われる。
 1891年(明治24年)5月 社殿の改築が審議。
 1897年(明治30年)9月10日 社殿が改築され完成。
 1904年(明治37年) 火災により社殿を消失。
 1906年(明治39年)再建。
 1920年(大正9年)9月 村社「白石村神社」に改称(後に白石神社に改称)。
 1944年(昭和19年)境内の霊泉(湧水)の池に「白石竜宮神社」を建立。
 1966年(昭和41年)火災により社殿を消失。
 1967年(昭和42年) 再建。
 1977年(昭和52年)9月9日 「京都伏見稲荷神社」より分霊され「白石伏見稲荷神社」が建立。
 近年、初詣の参拝客数が、北海道神宮に次ぐ北海道で2番目の集客力を記録した。
9月に開催される例祭、白石神社例大祭(通称「白石神社祭り」)が神社前の道路「白石神社通(白石藻岩通)」を封鎖して開催される。
(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)

社頭
神社入口 靖国鳥居
参道・境内の様子
社号標 手水舎
境内入口にいる大正8年生まれの狛犬
この時期の札幌市に一番多い姿形をした、北海道での特徴的な狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(石工・鏑城石五郎 大正8年(1919)9月拾日建立)
大きな千鳥破風が前面に突き出た入母屋造りの拝殿
神明造りの本殿

境内南西、霊泉より湧き出る水を湛えた神池内に鎮座する、白石辨天神社社頭
白石辨天神社入口に立つ両部鳥居と神橋
境内社・白石辨天神社 社殿
境内社「八代龍王大神 白龍大神 三寶金神」入口
白石龍宮神社(八代龍王大神 白龍大神)?
霊泉(湧水)と神池
かつて境内下には、霊泉(湧水)があった。地元住民の間では、特に評判であったが、隣に病院が建設された頃より、徐々に水量が減少し、その後次第に水質が悪化していった。近年、周辺地域の再開発もあり、再度水質検査が行われたが、飲み水には適さない判定を受け閉鎖された。現在もそのなごりはあるが、「飲水不可」と掲示され、池の一部とされている。(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より)
「神寄谷」と「白石龍宮神社祭祀」記念碑
境内社・白石伏見稲荷社 入口神橋
境内社・白石伏見稲荷社 社殿
白石天神社?
神池と中の島
神池から西参道に上がる途中に祀られる「四方之神遥拝所」
西参道入口の合殿
馬頭観世音 石仏
石仏 金龍神
日露凱旋紀念碑