八幡神社

福山市駅家町服部永谷516(平成20年3月22日)

東経133度18分52.6秒、北緯34度34分11.03秒に鎮座。

 この神社は419号線から200m程西に入った山の端に鎮座しています。石垣は組まれていますが、玉垣はなく開放的な感じのする神社です。この社には嘗て樹齢千年の大欅が聳えていたそうですが平成3年に倒壊したそうで、現在は県下第3位のムクノキと県下第6位のイチョウの巨樹が聳えています。境内入口右には玄武が背負う珍しい石の祠があり、社殿も境内も良く整備清掃された、とても気持ちの良い神社でした。

 御祭神:応神天皇、神功皇后、仲哀天皇
 境内社:稲荷神社他
 由緒:社伝によると、備後守護に任じられた土肥実平と梶原影時が、鶴岡八幡宮から神霊を蛇園山に勧請して創祀したといわれています。そのため古くは「蛇園八幡宮」と称したといいます。
 その後、泉山城主・宮下野守信光が永谷に遷座し、さらに宮常陸介が現在地に遷したと伝えています。
 尚、この神社は神前で読経する特殊神事「風祈祷」でも知られています。

神社遠景
参道途中の明神鳥居 境内入口
境内入口両脇にいる明治35年生まれの玉乗り狛犬
大きな目で穏やかな顔つきの若々しい親狛で、玉に縋り付く子狛の姿がとても可愛いです。玉乗りに子狛が居るのは珍しいのではないでしょうか? 丁寧な造りです。
狛犬の拡大写真はこちらで
(明治35年(1902)8月吉日建立)
拝殿
本殿
境内社:稲荷神社 境内社
玄武が背負う石の祠 神木大欅之碑
境内に樹齢千年の大欅が聳えていたそうですが、
平成3年に倒壊したそうです。
県下第3位のムクノキの巨樹
樹齢:500年、樹高:25m、幹周:6m
県下第6位のイチョウの巨樹
樹齢:不明、樹高:35m、幹周:6.3m