長根神社

高崎市吉井町長根 (平成17年4月10日)

社伝によると、この神社は明治45年に近隣の神明宮、菅原神社、稲荷神社、熊野神社、諏訪神社の五社と境内末社を合祀し、新たに社地を求め旧長根城跡に奉祀され、社名は此処の地名をとって長根神社と名付けられた、という事です。もう一枚の案内板には長根神社宿神楽獅子舞について記述があり、こちらは下記にてどうぞ。
この日は丁度季節も良く気温も高めで、神社の前の池では釣りを楽しむ人が大勢居ました。又珍しく私達の他にも親子連れがサイクリングで参拝に来ていました。親たちがキツイ階段登りにフーフーいうなか、子供がどんどん先に行き親を呼んでいる姿に、私も我が家の昔の姿を重ね合わせ、万感迫るものがありました。
ここは戦国時代の山城、今では桜の名所として町民に親しまれているようです。

(昭和54年4月吉日建立)

神社入口、ここから
長い階段登りとなります

あっ、着いたかな、と
思ったら踊り場でした

やっと拝殿が見えだしました

拝殿です。お疲れ様。

流れ造りの綺麗な本殿

満開の桜の下に小さな摂社

若狛という形容詞がピッタリの若々しい狛犬

長根神社獅子舞の碑

【長根神社宿神楽獅子舞】
《神楽獅子舞》
 寛政年間(1789〜1800)、伊勢の国から来た旅人が中長根の名主江原家に泊まり、そのときに伝えたものといわれ、歌詞にも関西地方の地名や名所等が多く入っている。
 この神楽獅子の囃子方には鼓の入るのが特色で、その使い方や舞のしぐさ等は能舞に似ているところもあって、県内では数少ない民俗芸能といわれている。以前は神楽殿で舞われていたようだったが、今は座敷、または土間にゴザを敷いた上で、一人が頭と前足、一人が後持ち(後ろ足)となり、頭に付けたホカンと呼ばれる大きな布をかぶり、二人一組で舞うものである。
 演目は、悪魔祓い、広庭、岩、子持ち、神社までの行き帰りに神楽堂(輿)をかついで練り歩く時の道中囃子がある。
《獅子舞》
 古老の口伝によれば、元禄年間(1688〜1703)以前から伝わるという。五穀豊穣、悪疫防止を神仏に祈願し、合わせて近隣同士の融和を計る意図から、当時の恩行寺住職が前頭を、当時の名主が後頭を、中頭を村一円で調達したという。
 舞の流派は稲荷流で、今の甘楽町秋畑那須の獅子連を招いて指導を受け習得したといわれる。以前は宿神明宮に奉納されていたが、神社合併により長根神社に奉納されるようになった。(吉井町HPより)