作間神社

渋川市村上135(平成22年5月30日)

東経138度54分19.37秒、北緯36度33分17.27秒に鎮座。

 この神社は吾妻線・小野上温泉駅の北西約250m、353号線より一本北の生活道路に面して鎮座しています。鳥居の立つ参道入口両脇には推定樹齢:300年以上の大ケヤキが聳え、左のケヤキ下には寛保元年(1741)作の双体道祖神が置かれています。神社前の道路は吾妻村から旧小野上村に通じる昔の街道で、旧小野上村に入って初めて出会う道祖神で、街道を旅する人々が道祖神に旅の無事を願い、このケヤキの下で一休みしながら憩いの一刻を送ったのではないかと思われます。
 境内入口には、尾流の、とっても微笑ましい狛犬がいて、正面には拝殿、社務所が建ち並び、左手には神楽殿が配されています。後方には妻入りの本殿が建立され、境内各所に沢山の末社が祀られています。又、社殿左右にも二本の大ケヤキが聳えています。
 旧村社ですが、社殿や境内が良く整備され、道祖神や大ケヤキからもこの社の歴史が感じられる神社でした。

 観応元年(1350)当地の守護「藤原秀長」卿の徳を慕い、その住居跡に奉斎し、佐久間大明神と号し、後、作間神社と称する。毎年4月3日・11月23日に神社大祭が開かれる。特に4月3日には、郷土芸能でもある「村上の太々神楽」が、11月23日には「中尾の獅子舞」がそれぞれ奉納される。
(「群馬の総合情報ポータルサイトGAM」より)

社頭
社地左側に置かれている双体道祖神
寛保元年(1741)作で、かなり摩耗が進み顔の表情などは良く分かりません。
 吾妻村から旧小野上村に入って初めて出会う道祖神で、街道を旅する人々が
道祖神に手を合わせ、森の木陰で暫し憩いの一刻を送ったのではないでしょうか?
神社入口に立つ鳥居
社号標「村社作間神社」 鳥居に掛かる額
参道の様子
境内入口
境内入口にいる昭和15年生まれの狛犬
尾流の、とっても微笑ましい狛犬です。
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和15年(1940)建立)
境内の様子
拝殿
本殿
神楽殿 社務所
末社 境内社
末社 末社
末社 末社
県天然記念物 御神木・大ケヤキ
この社には鳥居の両側に2本、本殿の後方両側に2本、計4本の大ケヤキが聳えています。
樹高:30m、目通り幹囲:5.3m、推定樹齢:300年以上(写真左上の樹)