御前神社

渋川市赤城町上白井2188(平成22年5月22日)

東経139度2分5.56秒、北緯36度32分56.87秒に鎮座。

 この神社は利根川右岸近くに鎮座しています。神社は逆三角形の社地を持ち、左には上白井中組自治会館が建っています。
 入口からの石段中程に台輪鳥居が立ち、右には青面金剛、左には庚申塔や市指定史跡・斎坊塔(花塚)があります。正面の拝殿は入母屋造りで、木鼻の狛犬が素晴らしい出来映えで、拝殿内天井には明治28年に観山の描いた彩色画があります。境内後方には庚申塔や境内社などが沢山祀られています。

 御祭神:木花開耶姫尊
 祭礼日:4月16日、10月9日
 境内社:多数
 由緒:上白井伊熊に鎮座し、子持神社御前の社という意味か。祭神は子持山と同じく木花開耶姫尊である。
 伊熊の北端、利根川の御前ヶ渕の上にありこの渕の水は、雙林寺の竜神水と結縁関係にあるといわれている。
 現社殿の建立は文久2年(1862)で、棟札には「奉本社拝殿再建御前大明神一宇求願満足所 別当子持山大衆院 宮守猪熊左京」とあり、子持神社との関係が頷ける。…中略…一間入母屋造りで拝殿と接続、…中略…江戸末期の特徴をよく現している。格天井の彩色画は、明治28年に観山の描いたものである。
 境内には庚申塔類が多く、芭蕉句碑もあり、泉村歌舞伎舞台跡は社後にある。
 例祭日は4月16日、10月9日で、氏子は上白井中組合域192戸である。

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社頭
入口に立つ台輪鳥居
庚申塔 青面金剛

市指定史跡・斎坊塔(花塚)
「しばらくは花の上なる月夜かな 芭蕉翁」と刻まれています。
拝殿
拝殿木鼻・狛犬
拝殿内の様子
拝殿天井画
本殿
五重石塔、末社群 末社群
末社二社 境内社
末社 石塔
石仏 石仏
石仏 甲子大黒天
庚申塔群
この頃は余り見かけなくなった芝菊
神社東を流れる利根川の景観