秋葉神社

渋川市寄居町(平成19年5月27日)

 この神社はJR上越線・渋川駅の北北西約700m、寄居町交差点角近くに鎮座しています。境内はなく道路横向きに社殿が建てられています。御祭神は火防・火伏せの神として広く信仰された火之迦具土大神と思われますが、勧請年月・縁起・沿革などは不明です。
 この社の隣に「日本の臍(へそ)中心標」という面白い案内と「臍地蔵と臍石」があったので紹介します。渋川市民には我が町が「群馬の中心」という意識はないそうです。それは渋川こそが「日本の中心」と考えているためだそうです。私もテレビでその模様を見た記憶がありますが、毎年7月最後の週末には、陽気な「へそ祭り」を開催して、市民総出で盛り上がっています。「日本の中心標」には、「北緯36度29分・東経139度0分」と刻まれており、また案内には「蝦夷征伐の英雄坂上田村麻呂がこの地で臍に似た石を見つけ、この地が丁度蝦夷地と都(京都)への中間地点で、この地こそ日本の中心である。」と、のたもうたという言い伝えがあるとのこと。現在では正確には日本の中心地点は別にあるといわれていますが、当時の感覚ではそういうことだったのでしょう。また、お地蔵様のおへそをなでると家庭円満、安産、縁談などの御利益があるといいます。

神社遠景
社殿
日本の臍(へそ)中心標とへそ地蔵案内
臍地蔵と臍石