四祀開(ししかい)神社

邑楽郡邑楽町藤川352(平成19年5月14日)

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
 神社は、赤岩足利線を北上、邑楽町藤川地区の道路沿いです。阿の狛犬は、大正13年、吽の狛犬は、大正14年に奉納されています。富士塚の上に石の祠があって、側面に文字が刻んであるのですが、写真がピンボケで読み取れませんでした。
 
 とても珍しい社名ですが、この社の勧請年月・縁起・沿革・御祭神などは全て不明です。この地は何時の時代のものかは不明ですが、「横田屋敷」という中世の小規模な城郭(館程度)跡地のようですが、現在遺構はみられず、その面影をみることはできない様です。

神社入口 鳥居の社額
阿吽で建立年代に1年8ヶ月の差があります、どう考えたら良いんでしょうね〜。阿は親と同様四角い顔で両足を踏ん張っている子狛に優しく触れています。吽は我関せずと球技に熱中しているお父さん…という感じに見えます。素朴な感じはしますが、この地域の狛犬としては希に見る彫りの堅い狛犬ですね〜。
(阿・大正13年2月13日、吽・大正14年10月29日建立)
反対色を使いながら
妙に安定感がある屋根の綺麗な拝殿
拝殿内の様子
正面に本殿

本殿覆い屋 富士塚の石祠
多数の末社