長良神社

邑楽郡千代田町瀬戸井(平成18年6月19日)

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
 神社は、足利千代田線沿いの瀬戸井地区にあります。邑楽郡にある長良神社の本宮だそうです。

 この神社は利根川左岸の長良団地や第三浄水場東に鎮座しています。
 由緒によると主神は天照皇大神、御祭神は藤原長良公です。長良公とは、清和天皇の女御でありながら、在原業平との恋愛で有名な高子の父親で、人臣初の摂政となり藤原北家繁栄の礎となった藤原良房のお兄さんでもあります。温厚で人徳の高い人であったようですが、東国平治の為当地に下向していたとき、郷民にとても仁恵を施しました。任期を終えて帰京後死去し、貞観11年(869)大和の国春日神社の末社に列祀されました。この時、長良公と同じく藤原北家の房前を祖とする赤井良遠が、佐貫荘長柄郷瀬戸井に、勅許を得て勧請したのが始まりと伝わり、佐貫荘宮付十二ヶ村の総鎮守となりました。その後は、農・工・商・治水の守護神として、文明年間より分社するものが多く、邑楽郡長良社の本宮となりました。 

社号標「郷社 長良神社」 神社入口。鳥居の扁額には「長良大明神」とあります。
目に美しく、心癒される参道
平成7年に改修したばかりの綺麗な拝殿 拝殿正面の挙鼻の龍、木鼻の狛犬。品の良い彫刻です。
本殿 ・・霊神という碑があるので、御嶽神社でしょうか?
境内社・二社