長良神社

邑楽郡板倉町大高嶋 (平成23年12月21日)

東経139度38分10.02秒、北緯36度12分18.99秒に鎮座。

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
神社は国道354号線を古河方面に向かい、小保呂信号を右折、八間樋橋を渡り、左折して進んだ丸谷地区にあります。境内には丸谷住民センターが建っていました。鳥居が壊れている小さな神社なので、最初は神社とは気が付かなかったくらいです。元文5年(1740)の庚申供養塔、天保10年(1839)の文字庚申塔がありました。それと、保存状態の良い勝軍地蔵があり、町の文化財に指定されています。勝軍地蔵の説明は旧説明板の方が詳しく書いてあります。
全文は次のようになっていました。
この勝軍地蔵は、以前、現在の北側を流れる谷田川の河川敷内にあり、河川の増水時には流出の危機にさらされていました。これを心配した地元の人達が、現在の場所に移したものです。河川敷当時から祠に収めてあったことから保存状態がよく、彫りもみごとであり、石仏研究者間では著名な石仏です。地蔵信仰が一般化されてくるのは鎌倉時代以降で、大衆化され、信仰的にも細分化されてきます。勝軍地蔵もその一つで、戦勝に利益があるとして武将等に信仰されました。
板倉町教育委員会。原文はこちら。

管理人の一言。
勝軍地蔵の垂迹は愛宕権現ということで、明治の時愛宕神社と改称させらたと思っておりましたが。全てでは無かったようです。

全景。右手は丸谷住民センター。

拝殿

勝軍地蔵尊

庚申供養塔等

不明

壊れた鳥居でしょうか