諏訪神社

前橋市柏倉町1023-1(平成19年5月27日)

 この神社は16号線石合の信号から北西に約600m入ると右側に鎮座しています。参道が120〜130mもある奥に深い神社です。緑の濃い境内にはいると右手に大きな歌舞伎舞台が建てられ、正面には向拝のない大きな拝殿と、背後の覆い屋の中には簡潔な造りの本殿が建っています。又境内隅には沢山の猿田彦大神碑や末社が祀られていました。

 御祭神:健御名方命
 由緒:柏倉地域の総鎮守で、長野県諏訪市の諏訪神社から明応2年(1493)に分祀したと伝えられています。もとこの地には諏訪神社勧請の時に、地主神として祀られた神の社があって、そこに諏訪神社が建てられました。今でも境内には地主神を祀る社があり、諏訪神社とは関係のない鎌倉時代の御正体が秘蔵されています。
 中世には本地垂迹説による信仰が流行し、この社の別当寺・真言宗東昌寺に村人により馬頭観世音懸仏が二体「諏訪大明神御正体」として寄進されています。
 明治維新以降、神仏分離がなされ神社は寺院から独立し、明治10年近隣の22社を合併しました。その後、明治40年には近戸神社(大己貴命)を合祀し、大正6年村社の指定を受けました。(社史碑より抜粋)

神社入口 境内入口
社史碑 歌舞伎舞台
向拝のない大きな拝殿 覆い屋の中の本殿
全て猿田彦大神碑です。
末社5社