産泰(さんたい)神社

前橋市下大屋町597 (平成22年11月2日)

東経139度10分53.64秒、北緯36度23分12.64秒に鎮座。

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
神社は、前橋西久保線(76号線)を前橋方面に向かい、道路から少し右に入った下大屋町にあります。狛犬は台座に昭和58年とあったのですが、もっと新しいように見えました。拝殿、本殿の彫刻が見事です。

この神社の創建は、社伝によれば履中元年とされているが定かでない。しかし、社殿背後に壘々としている巨石群から、神社信仰の初現形態の一つである巨石崇拝にその起源があるとみられ、歴史の古さがしのばれる。
安産を祈る者が、軽くヌケル(生れる)ようにと底を抜いたヒシャクを奉納するようになったのは、江戸時代以降のことで、前橋、伊勢崎などをはじめ県下一円の人々から、安産の神として篤い信仰を受けた。特に、前橋藩主酒井雅楽頭は、社殿の造営をするなどその信仰著しいものがあった。
酒井氏の造営になった社殿は、多くの彫刻で飾られ、内部格天井には、酒井抱一が描いたとされる極彩色の花鳥図もある。数ある社宝のうち八稜鏡は、平安時代のもので、前橋市の重要文化財に指定されている。
また、四月十八日例祭の際に奉納される太々神楽も前橋市の重要無形文化財に指定されている。
境内由緒書より。原文はこちら。

力士が支える石燈籠と参道

神社入口

神門

拝殿

クマちゃん通信員が言うように平成生まれに見えます。

(昭和58年(1983)4月吉日建立)

拝殿の彫刻

本殿

磐座

神楽殿

金刀比羅宮

クマちゃん通信員のおっしゃるように、素晴らしい彫刻です。機会をつくり、是非実物を見たいものです。