八幡宮

前橋市北代田町323 (平成23年5月28日)

東経139度4分20.11秒、北緯36度24分41.16秒に鎮座。

この神社は、JR前橋駅の北4km程の辺り、前橋市郊外といった辺りに鎮座しております。広い境内は緑豊かで、石碑や石祠等が点在する風景は大変落ち着いた佇まいとなっております。

八幡宮じげん堂の由緒
八幡様は武神、特に源氏と関係の深い神である。各地に多く祀られているが、北代田の八幡宮にも古い伝説が残っている。平安時代の末期、奥州征伐に成功して朝廷に勢力を得た源氏の名将、八幡太郎義家が後三年の役に清原氏と戦って大勝の後、各国々に八幡を勧請した当国で、本社がそれに当るという。その後平氏が盛んになるに及んで源氏は四方に散じ、頼朝、義経の兄弟も伊豆、奥州と離れて機をうかがっていたが兄弟の母常磐御前が今の荒牧に居った時に八幡宮の由緒を聞かれ、祖先の武勇にあやかり源氏再興の祈願をこめた処、果せる哉。頼朝が伊豆国に於て、北条時政の援助を得て、源家再興の旗を挙げ、続いて義経も奥羽より戦に参加して之と協力し、遂に天下を平定した。その後、大願成就の礼拝の際、御鎧と金の鰐口とを献納したというが、後に神仏分離の時に寺に移されたが盗難に遭って、現在では皆無となった。又一説に常磐御前が義経を尋ねて奥羽へ行く折に北代田のあるお堂で衣を着替えて八幡宮に参拝し源家興隆を祈願されたともいう。現在は衣の着替堂を訛ってじげん堂と呼んでいる。
境内由緒書 より

神社入口

境内

鳥居

拝殿

拝殿内部

本殿


金刀比羅宮

神楽殿

石碑「水神宮」と石祠

石祠

道祖神 石祠