野田神社

北群馬郡吉岡町下野田996(平成22年7月10日)

東経139度0分41.32秒、北緯36度27分0.99秒に鎮座。

 この神社は上越線・八木原駅の南西約1.5kmに鎮座しています。入口には大きな社号標と台輪鳥居が立ち、玉垣などで道路と区切られてはいません。参道脇には大きな灯籠が奉納され、石垣の上に社殿が建つ境内が造られています。妻入りの拝殿はお寺のお堂のような造りで、本殿がその中に建立されています。神社前と社殿後ろに、末社、庚申塔、青面金剛像、二十三夜供養塔等が祀られています。

 御祭神:宇迦之御魂之命
 祭礼日:不明
 境内社:多数
 由緒:当地は古来桃井郷(百々井)野田村と称され、その名の如くつとに稲作地として拓け、水と稲作に縁ある土地神、上に滝泉社、下に稲荷社の他、数社が各集落に鎮座していた。
 稲荷社は内手の地に華厳寺を築いた狩野忠永によって再興されて以来華厳寺歴代当主による奉仕と庇護を受け、元和3年(1616)分村によって下野田村中央に位置する有力な社となった。祭神は宇迦之御魂之命。
 明治40年(1907)、時の政府の訓令にしたがって村内に点在した野田大明神、見城社、八幡社と合併、一村一社とすることとなり、曲折の後村の中央に存在する稲荷社を野田神社とすることに決定、許可を得て今日に至っている。
 現在の社殿は華厳寺十二世証源師(1782〜1830)によって再建されて以来、幾多星霜を経て昭和7年旧野田大明神の拝殿及び石鳥居を、石灯籠一対を見城社から移設、且つ敷地の拡張等社容を調えたものである。…後略…。

社頭
社号標
「村社野田神社」
入口に立つ台輪鳥居
境内の様子
拝殿
拝殿内の様子
本殿覆い屋と本殿
末社 青面金剛像と二十三夜供養塔
末社 末社
末社 神社外に祀られる庚申塔