諏訪神社

甘楽郡下仁田町下仁田(平成17年4月24日)

ここは昔下仁田に泊ったときにたまたま詣でた神社で、『こんな名もなき神社でさえ(失礼しました)これだけの社殿彫刻が施してあるのだから、群馬県には素晴しい宮大工の集団がいて、其れが継承されていたに違いない。群馬県の神社彫刻は何処も凄いのだろう。』と思い込んでしまった経緯を持つ神社です。
上信電鉄・下仁田駅の西500m、鏑川のほとりに鎮座するこの神社の創建は、もともとは八幡神社だったものを、戦国時代に甲斐の国・武田晴信がこの地を占拠した時、国峰城主・小幡氏から八幡神社を廃して諏訪神社にした方が良いとの要請があり、武田氏を通じて信州諏訪の諏訪神社から勧請したと伝えられています。従って大国主命、事代主命、建御名方命等が御祭神です。二年参りや初詣で賑わうこの神社の本殿、拝殿は、遠く飛騨の国の工匠の苦心の作(地元群馬の匠の仕事ではなかったようです)といわれて町指定重要文化財になっています。また本殿のすぐ脇に樹齢600年の大欅があり、これも町指定天然記念物に指定されてい ます。

神社入口と社碑

   大ケヤキ
樹高・25m 幹囲・5.8m
推定樹齢・600年

境内全景

軒周り全て彫刻が施してある『お見事』な拝殿

拝殿横と本殿。此処も全て彫刻だらけ

境内社・近頭(ちかと)神社。
この社殿も他の神社へ持っていけば
充分本殿に成りうる程の素晴らしさです。

本殿脇障子の狛犬の彫刻

何はともあれこの素晴しい彫刻の数々をご覧あれ