菅原神社

伊勢崎市連取町591(平成20年2月20日)

東経139度10分19.93秒、北緯36度18分41.75秒に鎮座。

【狛見倶楽部 佐野支部 クマちゃん通信員より】
 神社は、高崎伊勢崎線を伊勢崎方面に向かい、田中町信号の次の信号を左に入った、連取地区にあります。狛犬は居ませんでした。国常立尊座王大権現と書かれた碑(万延2年)や文政4年に奉納された水盤がありました。境内いっぱいに枝を広げている、「連取の松」は圧巻です。

 「連取の松」以外、神社の案内が無く、御祭神は菅原道真公と思われますが、勧請年月・縁起・沿革等は全て不明です。ただ「連取の松」は、享保13年(1728)代官の飯島一覚が、諏訪の原から移植したといわれているので、それ以前の創建であることは確かでしょう。 あるいは、現在は廃寺となってしまい連取町会議所と集会所になってしまった隣地には、嘗て宝幢院の別院として天文20年(1551)に開基された、広大な境内を有する光福寺がありました。光福寺とこの社は別当寺と鎮護社との関係にあったと思われますので、その頃の創建かもしれません。

神社入口と、「村社 菅原神社」と書かれた社号標
社殿全景
拝殿正面 拝殿内の様子
本殿鞘堂 一間社檜皮葺流造の本殿
境内に纏められている、末社・石碑群
万延2年(1861)建立の
「国常立尊座王大権現」碑
文政4年(1821)奉納の水盤

連取の松
樹齢約300年、県指定天然記念物の巨大な松です。
享保13年(1728)代官の飯島一覚が、諏訪の原から移植したもので、
その形状から別名「笠松」、「天神松」とも呼ばれています。
連取の松・根元と枝ぶり