鳥頭(とっとう)神社

吾妻郡東吾妻町三島3552(平成22年7月10日)

東経138度46分46.89秒、北緯36度32分55.53秒に鎮座。

 この神社は吾妻線・矢倉駅の西南西約750mに鎮座しています。参道入口右に唐堀集会所が建ち、二基の灯籠奥に大樹が聳える鎮守の杜。その緑の中に朱が生える鳥居が建立され、石畳の参道が一直線に伸びています。境内右に神楽殿や遊具が配され、拝殿前には他人顔の狛犬が置かれています。正面の拝殿左には社務所らしき建物が建てられ、覆い屋内の本殿の彫刻は精緻そのものです。その他、境内には神武天皇遥拝所等の石碑が点在しています。

 御祭神:倭建命、大穴牟遲神他
 祭礼日:4月29日、11月3日
 境内社:神武天皇遥拝所等
 由緒:この社に案内は無く、勧請年月・縁起等は不明ですが、1660年以後、下山潜龍院が別当となりました。
 例祭日の4月29日には太々神楽が、11月3日には太々神楽と獅子舞が奉納されています。

社頭
神社入口
朱の根巻鳥居 鳥居に掛かる額
参道の様子
境内の様子
拝殿前、建立年代不明の狛犬
目立つところでは眼・耳や鬣、口蓋の割れ方、筋肉を現す瘤、前脚の関節、尾の造りが全く異なりますから、元は赤の他人の組み合わせではないかと思われます。阿吽の位置が反対で、阿はまるでお猿さんのように見えます。吽は思索的な哲学者のようです。
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拝殿
拝殿目貫彫刻
拝殿木鼻・狛犬と象
本殿覆い屋と本殿
本殿と本殿彫刻類拡大写真はこちらで
境内社? 神楽殿
末社 大国主命
岐神 神武天皇遥拝所
境内には杉などの大樹が何本も聳えています。