菅原神社

吾妻郡東吾妻町新巻1296(平成22年5月22日)

東経138度53分27秒、北緯36度33分23.98秒に鎮座。

 この神社は吾妻線・市城駅の南東約1.3km、240号線と35号線の合流地点から南に入ります。社地は高台上に造られ、大きな森の中に直登の石段が作られています。
 境内入口には台輪鳥居が立ち、石畳の参道脇には数々の末社が祀られています。正面に神楽殿が見えると参道は右に曲がり、二の鳥居正面に菅原神社の拝殿が建立されています。本殿は覆い屋に保護されていますが、案内に石槌山からの出土という長さ五尺二寸の石槌が神宝として祀られていると書かれていました。
 左隣には諏訪神社の拝殿内に諏訪明神とともに大山祇命、飯綱神社、神明宮が祀られていますが、この社は境内社としてではなく、菅原神社を村社一号本殿、諏訪神社を村社二号本殿として並立してお祀りしているようです。
 その他、境内には石碑や末社が多数祀られ、立派な神楽殿では町無形民俗文化財の太々神楽が年二回奉納されています。

 御祭神:菅原道真公、建御名方神
 祭礼日:3月25日、9月29日
 境内社:多数
 由緒菅原神社:当社は学問の神として知られる菅原道真公を御祭神とし、明治10年6月村内神社の合祀により村社一号本殿となる。
 昭和10年に本殿拝殿幣殿を新築、昭和35年に神楽殿を改築した。
 五穀豊穣を祈願し、古来より毎年3月と9月に全戸が集い採点が執行され村内村中による太太神楽が奉納される。
 なお、宝物として、丸橋石槌山からの出土という長さ五尺二寸の石槌が本殿に祀られている。
 諏訪神社:当社は信州諏訪明神を勧請したもので、農耕水の守護神として、また、軍神として知られる建御名方神を御祭神とし、明治10年村内神社の合祀により現在の社地に移転、新巻村社の二号本殿として古来より五穀豊穣を祈り祀られてきた。
 平成7年9月、全戸の寄進により本殿が新築され、諏訪明神とともに大山祇命、飯綱神社、神明宮が祀られている。

社頭
石段参道脇に祀られる末社 境内へと上がる直登の石段参道
石段参道と境内入口
境内入口に立つ台輪鳥居
石畳の参道
参道左脇の末社群 参道左脇の末社群
参道途中に立つ二の台輪鳥居
境内の様子
菅原神社拝殿
菅原神社拝殿拝殿内の様子

菅原神社本殿覆い屋と本殿の屋根

諏訪神社拝殿 諏訪神社拝殿に架かる額
諏訪神社本殿と大山祇命、飯綱神社、神明宮
聖徳太子、御嶽山・八海山・三笠山神社、黒髪山神社碑 地神
末社群 末社群
末社群 石碑
社務所 神楽殿