大宮厳鼓(いわつつみ)神社

吾妻郡東吾妻町原町大宮811(平成22年5月22日)

東経138度49分45.34秒、北緯36度34分24.5秒に鎮座。

 この神社は原町小学校と234号線を挟んで西に鎮座しています。住宅地の中に鎮座する神社ですが、鎮守の杜はしっかりと護られ、整備や清掃が行き届いた清々しい神社でした。
 参道の入口には朱の鳥居が建立され、杉などの古木の元に石段の参道が付けられています。境内入口には台輪鳥居が立ち、境内参道脇には灯籠や狛犬、右手には神楽殿、正面には唐破風付きの大きな拝殿が建立されています。妻入りの本殿は幣殿と繋がり、境内周囲には境内社が祀られています。拝殿左脇に聳える御神木の根元が、恐竜の足先の鋭いかぎ爪のように見え、面白く拝見しました。

 御祭神:日本武尊、弟橘姫命、素盞嗚尊、保食神、他合祀神社祭神
 祭礼日:5月5日、9月9日
 境内社:八幡宮、宇婆神社、神明宮他
 由緒:吾妻町大字原町大宮に鎮座す 字合之に起ると云う 原町一円を氏子地域となす
由来当社は武将民衆の尊崇頗る厚く 天正18年北條家朱印 宝暦以降真田家黒印の所領を附せられる 明治維新の後郡官の設ありてより郡官本社に参詣することその例たり 明治40年本町各所の無各社数祠を併せ維持方法を確立し 大正4年8月13日神饌幣帛供進神社に指定せられ 昭和16年5月5日郷社に列格す 境内に末社数祠を祀る 八幡宮 宇婆神社 神明宮等之なり 就中 宇婆神社は保姆の神として信仰近隣に及び 神明宮は神宮古殿材を拝載し 以て広く郡内に浄資を勧募昭和50年4月5日創建す

社頭
神社入口に立つ明神鳥居 社号標
「郷社大宮厳鼓神社」
境内入口
境内入口に立つ台輪鳥居
境内の様子
境内中央にいる昭和17年生まれの岡崎現代型狛犬
(昭和17年(1942)5月5日建立)
拝殿 拝殿に架かる額
「正一位大宮厳鼓大明神」
拝殿木鼻・狛犬と象
本殿
境内社:伊勢神明宮 境内社:八幡宮
境内社:宇婆神社 末社
神饌所? 神楽殿
御神木