三島神社

吾妻郡高山村中山5546(平成22年5月29日)

東経138度59分20.65秒、北緯36度37分57.10秒に鎮座。

 この神社は、観光名所として名高いヨーロッパの古城を移築復元した大理石村・ロックハート城の北西約550mに鎮座しています。参道入口の鳥居は145号線北の溜池傍にあり、神社まではそこから約700mもあります。この社の嘗ての神域の大きさを物語っているのでしょう。
 黒々とした杉木立が覆う大きな森の入口に、神社の入口となる二の鳥居が建立され、そこから境内までの約50mの参道脇には樹齢400年の17本の杉が立ち並び、周囲にも10本の杉木立ちが聳えている様は、壮観としか言いようがありません。
 参道途中には高山村指定文化財・三島神社太々神楽が奉納される神楽殿が建立され、境内入口には狛犬が居ます。社殿は高山村指定文化財で本殿は覆い屋内で見えませんが、拝殿には木鼻や手挟等の彫刻が施されています。

 御祭神:大山祇神?
 祭礼日:4月15日、9月15日
 境内社:二社
 由緒:社伝によれば、創建は宝亀2年(771)であり、元亀元年(1570)再建されたという。
 杉並木は27本あり、うちの1本は藤原秀郷(俵藤太)の戦勝祈願に植えたもので、他のものは元亀元年の再建の時、真田氏戦勝祈願に植えられたものであるといわれている。1本は約1000年を数え、他は約400年以上の歴史をもつものである。
 三島神社太々神楽は天照大神の天の岩屋隠れにはじまるといわれるが、三島神社の御神楽もそれに発し、江戸時代中期享保7年(1722)にはじまり現在に至っている。

参道入口
参道の入口は神社の手前約700m、145号線北の溜池傍にあります。
参道入口に立つ一の鳥居 鳥居に架かる額「三嶌神社」
神社はここから約700m程北に鎮座していますが、現在はこの道路より
一本西にある道路の方が道幅が広く走りやすく出来ています。
社頭
神社入口に立つ二の鳥居 鳥居に架かる額
「三嶌神社」
杉並木の参道入口
神楽殿 高山村指定文化財
三島神社太々神楽碑
杉並木の参道
この社の杉は、藤原秀郷の戦勝祈願、真田氏の戦勝祈願に植栽されたといわれ、約50mの参道間に17本の杉が立ち並び、周囲にも10本の杉木立ちが聳えている様は、壮観としか言いようがありません。この 27本の杉は、測定平均値、目通り周囲3.18b、根元周囲4.21b、樹高40b前後という見事なもので、県内でも最もすぐれた形態を保っている社叢だそうです。
境内入口
境内入口にいる昭和11年生まれの岡崎現代型狛犬
狛犬の拡大写真はこちらで
(昭和11年(1936)10月建立)
境内の様子
拝殿
拝殿木鼻
拝殿手挟
本殿鞘堂
末社 末社