牧宮神社

吾妻郡長野原町北軽井沢1987(平成22年11月3日)

東経138度35分34.48秒、北緯36度27分49.53秒に鎮座。

 この神社は旧北軽井沢駅舎のロータリー近くに鎮座しています。入口には社号標と金属製の神明鳥居が立ち、紅葉真っ盛りの参道を行くと茅葺き屋根の風情ある社殿が建立されています。こじんまりとした神社ですが風景・社殿がこの地にピッタリの素敵な神社でした。

 御祭神:倉稲魂命、北白川宮能久親王
 祭礼日:春祭り (4月29日)、秋祭り (9月28日)
 由緒:大正12年一匡邑が誕生し昭和3年法政大学村が開かれ北軽井沢地区の人口も増加しつつあった昭和7年9月3日当神社本殿等が造営され昭和8年8月1日豊川稲荷を勧請したが所管相違の故をもって同年8月17日御霊をお返しして総本社である伏見稲荷神社の御霊を奉載昭和9年2月16日に拝殿竣工祭を挙行して以来当地の産土神総鎮守として奉斉し祭祀を継続してきた。
 昭和20年8月15日大東亜戦争終結後に版図外となった台湾神宮の祭神北白川宮能久親王は明治15年より明治28年11月5日薨去されるまで浅間高原二千町歩余の広大な地域で馬を主とした家畜改良育成の為に近代的機械を輸入利用して大農式の吾妻農林牧場(後に浅間牧場と改称)を直接開場運営された当地縁の宮様であるので当神社に合祀し永く崇敬の誠を尽くしたいとの地域住民の願望により時の氏子総代が宮司と協議して昭和22年9月12日親王の御霊と倉稲魂命を奉斉する鎮座祭を行い社号を牧宮神社と改称し昭和28年3月25日宗教法人としての登記を完了した。

社頭
入口に建つ社号標と神明鳥居
参道の様子
境内の様子
拝殿
本殿
社殿全景
鎮守の杜 末社