六嶽神社

鞍手郡鞍手町室木 (平成22年4月2日)

東経130度39分58.36秒、北緯33度45分11.21秒に鎮座。

この神社は、宗像市の東南東10km程の辺り、九州自動車道と山陽新幹線に挟まれた高台に鎮座しております。社名こそ六嶽(むつがたけ)となっていますが、岡と言ったほうが相応しい、周りには住宅もあるような所です。しかし海から離れた此処に、宗像三女神が祀られているのは、嘗てこの地が宗像氏の支配を受けていた為と思われます。

六嶽神社由来
紀元前七百年ノコロ皇女三神霊山六嶽崎門峰ニ御降臨アリ此地ヲ上宮ト定メ室木ノ里ニ下宮ヲ建立シ安産交通安全ノ守護神トシテ鎮守ノ社トス
御祭神 田心姫之神・湍津姫之神・市杵島姫之神
由緒書より。

六嶽神社と室木神楽(町指定無形文化財)
六嶽神社は三女神を祀る近郷で最も由緒古い神社である。筑前風土記逸文の中に「宗像の大神天より降り崎戸山(六嶽の古称)に居ましし時云々」とある。室木神楽は江戸に直方多賀神社宮司青山雅楽頭が京都より宮中に伝わる神楽を伝え帰り、鞍手地域に拡めた優雅な神楽である。はじめは神社人が舞い奉納していたが、明治以降は別に神楽座が組織されるようになり郡内に三・四座あったが今日は室木のみに残っている。
歴史を守る会(くらじの会)。
由緒書等の原文はこちら。

参道入り口に立つ一の鳥居。境内迄は200m程。

参道

二の鳥居

三の鳥居

四の鳥居

四の鳥居を過ぎると参道は平坦になり、間もなく境内となります。

境内

拝殿と狛犬

拝殿前の狛犬。拡大写真はこちら。

(文久2年(1862)3月吉日建立)

本殿

燈籠を支える狛犬。拡大写真はこちら。

(明治30年(1897)建立)

境内隅の燈籠狛犬、先代さん。拡大写真はこちら。

石祠