榎社

太宰府市朱雀6-18-1 (平成22年4月1日)

東経130度31分0.8秒、北緯33度30分16.9秒に鎮座。

この神社は、朱雀の地名のとおり、史跡太宰府跡の南800m程の辺り、西鉄天神大牟田線の線路近くに鎮座しております。この地に左遷された菅原道真公の住居跡で、秋の神幸式大祭では、神輿の御神幸があり、配所の行宮(御旅所)となるようです。

榎社(えのきしゃ、別称:榎寺)は、太宰府天満宮境内飛地にあり、菅原道真が、901年(昌泰4 年・延喜元年)大宰府に左遷されてから903年(延喜3年)逝去されるまで*謫居された跡で、当時、府の南館であったといわれる。

1023 年(治安3年)、大宰大弐藤原惟憲(だざいのだいに・ふじわらのこれのり)が菅公の霊を弔うために浄妙院を建立したのが始まりで、境内に榎の大樹があったのでいつしか榎寺(えのきでら)と呼ばれるようになった。
『ウィキペディア(Wikipedia)』より。

*謫居(たっきょ) 罪によって、自宅に引きこもったり、遠くの土地へ流されたりしていること。また、その地の住居。(大辞泉)

神社入り口

境内

拝殿前の狛犬。拡大写真はこちら。

(昭和12年(1937)9月建立)

拝殿

本殿


浄妙尼社

太宰府天満宮の神幸祭(通称どんかん祭り)で菅公の神輿が雅やかな行列とともにこの社に下り、御旅所で一夜を過ごす9 月22日の夜、ふだん人気のない社は、年に一度の賑わいをみせる。御旅所の後ろに小さい祠があって、神輿はまずその前に行き宮司が奉幣する。この祠に祀られているのが、菅公を日夜お世話された浄妙尼(もろ尼御前)である。
『ウィキペディア(Wikipedia)』より。

不明の末社

御本尊


御神木

境内前の西鉄天神大牟田線