鳴海(なるか)神社

勝浦市川津 (平成23年2月12日)

東経140度19分4.46秒、北緯35度8分13.32秒に鎮座。

この神社は、勝浦湾の東に突き出た八幡岬の付け根の辺り、勝浦城内で最高点で、勝浦湾を一望出来る、大変眺めの良い場所に鎮座しております。

御祭神 宇迦之御魂大神・素戔鳴尊・大宮比売大神・大己貴命・大年神
配祀 植村土佐守泰忠・白玉姫命

御由緒
勝浦領主植村土佐守泰忠公戦功により勝浦城に封せられ在城の砌、守護神に五柱稲荷大神の社殿を建立して祀る。
春祭には凶歳なきを祈り豆粥を施し年中行事となす。天正十八年在城治世中根古屋に於いて朝市を開き現在に至る。
慶長十二年剃髪し二位法院と号す。同16年卒し出水覚翁寺に葬る。
六代恒朝公に至り封を江戸幕府に奉遷し居を江戸に移したる後、領民泰忠公夫婦の霊を祀る五柱稲荷大神の分霊を東京都墨田区緑町四丁目に祀る。
植村土佐守泰忠公、清和源氏にして美濃国土岐氏より出ず。居を遠江国上村に移る因て、氏となす。後植村と性を改む。
従祖父三河国鳳来寺の僧二位法印教円に養われ土佐と称し薬師寺別当に成り安養院と号し遷俗して二位法印植村土佐守泰忠と称す。
白玉姫命、本多出雲守忠朝公の女にして泰忠公の夫人と成る。
境内由緒書より。

参道入口

社号標と参道

境内

拝殿

本殿覆屋

本殿


末社鞘堂

末社本殿


境内脇の桜

境内より見る勝浦湾。左手に見える鳥居は遠見岬神社の鳥居。