八戸市松館籠田38 (令和6年7月30日)
東経141度31分34.39秒、北緯40度28分17.58秒に鎮座。
この神社は、三陸沿岸道路・八戸是川ICの南東1km程の辺り、籠田の街外れに鎮座しております。
御祭神 月夜見尊
由緒
八戸市の南方、子どもの国の近く松館の小高い丘に鎮座しています。 創建は15世紀初頭と言われ、出羽湯殿山・月山の分霊をお祀りしています。 神仏習合の時代には別名、鶴輪山九星寺と称し向鶴の紋と南部家九曜の紋の由来を伝える由緒あるお社です。 現在は松館地区の産土神として地域の人々から崇敬されています。
青森県神社庁公式サイト より。
籠田山は遠くから見ると鶴が翼を広げたような地形なので鶴輪山とも呼び、月山神社を九星寺と称しました。向鶴の根城南部家九曜紋の由来が伝えられています。時は根城南部時代までさかのぼり、応永18年(1411年)10代光経公が秋田征伐の際、陣中で出羽月山に戦勝祈願したところ、その夜二羽の鶴が舞い天空より九曜の星が落ちてきた夢を見ました。これは吉兆の知らせだということで翌日の戦いでは大勝利を得たのでした。
11代長安公は永享8年(1436年)神恩報謝として当地に月山神社の建立を勧請し、毎年旧暦9月29日には必ず藩主が参詣しました。明和5年(1768)八戸藩主5代信興公が絵馬を奉納したこと等から「殿様の神社」とも呼ばれました。歴史の深い堂舎それが、籠田山月山神社です。
境内由緒書き より。
参道入口
参道
境内入口
境内入口の狛犬。拡大写真はこちら。
(昭和13年(1938)5月吉日建立)
拝殿
龍と木鼻の狛犬
本殿覆屋
境内社
境内社を護る狛犬。拡大写真はこちら。
(昭和5年(1930)旧9月29日建立)
御神木