横手市山内黒沢堂林42 (令和7年7月25日)
東経140度43分22.67秒、北緯39度15分47.13秒に鎮座。
この神社は、JR北上線・黒沢駅の南東1.6km程の辺り、堂林の街外れに鎮座しております。
御祭神 伊邪那岐命・伊邪那美命
由緒
当地の熊野山神社と熊野信仰の歴史は古い。「奈良時代に熊野那智権現を勧請した」という創建伝説はさておき、この神社は鎌倉時代末期以降、熊野信仰に篤かった小野寺氏の後援で護持されたと伝えられている。
元応元年(1319)、小野寺道宣は奥州から秀衡街道を通って帰任する途中、この祭神の加護により腹痛が快癒したので、同神社に社領30石を与えて社殿を移転させたという。小野寺氏は戦国時代も、支城の黒沢館を介して、同神社を支援し続けた。小野寺氏や秀衡街道とのこうした関連は見逃せない。
時代が下ると、正徳元年(1711)の『社地調帳』や文政9年(1826)の『雪の出羽路』に山内地域の古社として登載され、明治12年(1879)の『神社明細帳』に当時の黒沢村の「村社」と書かれている。
境内由緒書き より。
参道入口
入口左右の狛犬。拡大写真はこちら。
(年代不明)
一の鳥居
参道
二の鳥居
拝殿
神額
お札
龍と木鼻の狛犬
境内社
秋葉山